ジャパンクオリティ!日本発で世界的に有名なアパレルブランドTOP3

1.ヨウジヤマモト

デザイナー山本耀司氏によるブランド。1981年、パリでのデビューショーを飾って以来、山本氏は、トレンドとその時代の衣服がどうあるべきかという確立された考えを大胆に無視したことから、「反逆のデザイナー」と呼ばれるように。このオリジナルかつ独特なデザイン手法は、1984年のメンズコレクションデビューでも継続しました。

山本氏による初期のメンズコレクションは、その後「ゴス忍者」の特徴となるにいたったモノクロとドレープのデザインの基本を作り、そこに連なる多くのアパレルビジネスに影響を与えました。山本氏が手がける巨大なシルエットは、複雑かつ抽象的で、前例のない崩れたエレガンスをそなえていました。こうして山本氏は、すぐさまアバンギャルドな日本人デザイナーとして全世界で名を馳せました。

山本氏は、1970年代の日本の2大人気ファッションブランドである「」カンサイヤマモト」と「ケンゾー」とは対照的に、輝きや贅沢感よりも、ダークなダメージ感のある生地を好みました。山本氏は業界の真のマスターと見なされる、現在でも活躍を続ける数少ないデザイナーの1人です。

ジャパンならではのデザインを世界に知らしめただけでなく、ファッションとは何かというアイデアに変革をもたらし、その影響は現代の多くのメンズたちにも及んでいます。

2.イッセイミヤケ

三宅一生氏は、世界でもっともよく知られる日本人デザイナーとして、広く認知されています。あのタイム誌によると、「デザイナーとしての30年間にわたって、三宅氏はアートとファッション、自然とテクノロジー、革新と伝統の交わるところで作品を生み出してきており、中でも東洋と西洋を交錯させたことで名を馳せた」と評されています。これらアイデアは三宅氏のアパレルにすべて織り込まれています。

三宅氏は、生地と生地製造への専門知識によって、複雑な見た目のスタイルを難なく作り出しました。実用的なテキスタイルをハイエンドのデザインに融合し、他の誰にも真似できないようなテクスチャーとレイヤーを生み出すことに成功。デザインの進化のためにテクノロジーを活用した最初のファッションデザイナーとしても知られています。1980年代には、自身の衣類の流れを最適化するためにプリーツに注力する一方で、製造工程の変革にも力を入れました。

三宅氏は2000年に引退を発表しましたが、1枚の布から服を作ることを目指すA-POC プロジェクトに引き続き取り組んでいます。

3.ジュンヤワタナベ

渡辺淳弥氏は、かつてはあのコムデギャルソンの創始者・川久保玲氏の弟子でありながらも、現代において最も影響力のあるファッションデザイナーの1人となっています。

渡辺氏は、川久保氏の下で10年以上学んだ後、コムデギャルソンの傘下で自らの名前を冠したラインを立ち上げ、やがてジュンヤワタナベ・コムデギャルソンというブランドを指揮するようになりました。

渡辺氏の服は、他のブランド以上にテクノロジーとスタイルが相互補完する手法を追求することで、他のどんなメンズウェアよりも優れたビジュアルでありながら、あらゆる場面で機能する服となっています。

渡辺氏は見るからに美しいスタイルを解体し、誰もが想像できないやり方で再構築することで知られています。突拍子もないことをしよう、というアバンギャルドな野望を追い求めることはしませんが、そのメンズ作品には時に川久保氏の指導の跡がうかがえます。

渡辺氏はあくまでも、自身がメンズを着るためだけにデザインしており、意図や哲学はないと断言していますが、これは筋が通っていると思えます。ジュンヤワタナベのアパレルの多くは、彼が生み出して初めて、みんながそれを望んでいたことに気付かされる、そんな服なのです。